牌九

牌九

牌九

牌九, by Wikipedia / CC BY SA 3.0

#ボードゲーム
#中国のゲーム
天九牌・牌九牌の写真。
大きさは約6cm*2.5cmである。
厚さは価格により約1~2.5cm。
写真は黒牌。
麻雀牌の様な白牌もある。
牌九(パイゴウ、パイガオ)は牌九牌(天九牌)を用いた、主に中華圏で行われているゲームである。
米国ではパイ・ゴウ・ポーカーと区別するため「pai gow tiles」とも呼ばれる。
一部のカジノへも導入されている。
牌九の歴史は明らかでない。
使用する牌のデザインはドミノに似ているが、両者の関係は不明である。
麻雀との関係も明らかでないが、麻雀牌の6筒・7筒のデザインは明らかに牌九に由来する。
牌九牌は「骨牌」とも言う。
しばしば北宋末の宣和2年(1120年)にすでにあったといわれ、このため「宣和牌」とも呼ばれるが、この説は明末の17世紀になってはじめて現れる説であり、伝説の域を出るものではない。
牌九はまた、酒令の道具としても用いられた。
紅楼夢第40回で、即興で牌の名前に韻を合わせた句を言うゲームをするシーンが有名である。
ステュアート・キューリンの紹介によると、19世紀末には「打天九」(トリックテイキングゲーム)・「釣魚」(花札によく似たゲーム)・「Kim tái shap」(麻雀風のゲーム)など、牌九牌を使ったさまざまなゲームが行われていた。
朝鮮ではコルペ(골패、骨牌)と呼ばれる。
サイコロを二つ並べたようなデザインを持つ、21種32枚の牌から構成される。
1と4の目が赤いのが特徴である。
各牌の名称 文牌 全32牌中、11種はまったく同じ模様をもつ牌が2枚ずつある(合計22枚)。
これを文牌もしくは文子と呼ぶ。
武牌 全32牌中、文牌22枚を除く10種(各1枚)を武牌もしくは武子と呼ぶ。
武牌は目の合計によって以下のように分類される。
役は対牌もしくは対子の二牌からなる。
第16位までのペア(pair)の役を、特にボー(BO)と呼ぶ。
以下に役の強さの順位を示す。
簡略化すると、役の強さは の順となる。
二牌の計算例 もし上記の役がないなら、二牌の和を計算し、十の位を切り捨てて扱う。
数字の和の一の位を比較し、9が最高で以下8,7,6,5,4,3,2,1と弱くなっていき、0が最も弱い。
丁三牌と二四牌は計算時3としても6としても自分の有利なように使うことができる。
組み合わせは三通り存在する パイゴウを覚えるには、この二組に分割する時の基本的なルールを覚える事が重要である。
分け方の基本は、 役があるときは役を優先させる。
役がない時はできるだけ両方の手の和を9に近づける。
右の図では「A-B C-D」と組み合わせるとどちらもゼロになってしまう。
「A-C B-D」ならばどちらも5になる。
「A-D B-C」ならば3と7ができる。
左右どちらも8のペアだが、左は双人・右は雑八なので、左のほうが高い役になる 初心者は役を覚えることが第一歩。
最初から役の順位は覚えなくてよい。
天九は、牌九牌を使ったトリックテイキングゲームである。
1枚だけでなく2枚・3枚・4枚の組をまとめて出すことができる。
牌の大小関係は牌九と同じだが、文牌と武牌は別々のスートとして扱われ、両者の間には大小関係が存在しない。
3枚以上は文牌と武牌を組み合わせる。
可能な組み合わせには「天と九・地と八・人と七・和と五」があり、組み合わせ方には「文2枚と武1枚・文1枚と武2枚・文2枚と武2枚」の3種類がある。
4人で遊ぶ。
各人に8枚ずつ配る。
親が1トリックめの牌(または牌の組)をリードする。
2トリックめ以降は前のトリックの勝者がリードする。
フォローは同じ枚数・同じ組み合わせ方・同じスートで、より大きな牌(または牌の組み合わせ)を出すか、リードと同じ枚数の任意の牌を伏せて出す(捨て札)。
至尊宝のペアはリードした時には最強だが、フォロー時には最も弱い。
最後のトリックに勝った者が勝者となり、次回の親を勤める。
ほかの3人は、自分の勝った数(取った牌の数÷4)と4との差が点数となる。
プラスなら勝者から受け取り、マイナスなら勝者に支払う。
ただし1トリックも取れなかった人は、5点を支払う。
以上のほかに、トリックに勝った時に即座に得られる点数がある。
最後のトリックを丁三・至尊宝・4枚組のいずれかで勝ったら、最後の点数計算が倍額になる。
親は、受け取るときも支払うときも点数が2倍になる。
連荘すると、3倍・4倍……と増えていく。
特別なルールとして、最後のトリックが1枚だけのとき、それまで1トリックも勝っていない者は勝つことがで…

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