篝火 | ディスコグラフィー

Discography

歌詞集

篝火の楽曲の歌詞を掲載していきます。
※無断転載をかたく禁じます。

現し世の最果て

作詞・作曲:丈/歌:小梅&丈


胸の奥 ざわめきは 静けさにさらわれて

わずかにも躊躇えば まどろみに抱かれよう
淡い吐息 混ぜ込んだ 祈りには羽などなく


あなたは見ているの さだめの行く末を 
どこかでなくした 琥珀に輝く記憶


さえずる鳥たちは 言葉も知らずに
現し世の最果てを いつも告げていたのに


どれほど見つめたなら あの雲を貫ける
あるいは舞い散る花よ 願いを空に葬(おく)って


かすかに息づく 水面に潜む狂気 
雨音奪った ひとひらの夢幻


さえずる鳥たちは 言葉ももたずに
現し世の最果てを いつでも歌っていた

空と海の青に 何を見たのだろう
現し世の最果てを 神様は隠している それでも

蒼き風

作詞・作曲:丈/歌:小梅&丈

世界のため息に帆をはらませ
ただ空を仰いでいた
歪んだ水平線 この目のせいさ
僕らわからない 何も

ゆれながら身軽になる心で
もう一度 真っ白なシャツに着替えたら

蒼き風 僕をさらって
霧がいま晴れそうさ
僕はなぜ浮かべた舟に何一つも残せずに
涙も出ないのだろう


思い出は舞い降りた堕天使
ガラスの向こう 太陽の下
浮かび上がりたい

蒼き風 もう迷わない
美しくあるために
僕は爆ぜ 生まれ変わる 
蒼き風 ねえそうだろう 
この目は楽園を映したぜ
この世界は醜いと言ってくれ

間違っちゃいない そうさ

砂漠を濡らすもの

作詞・作曲:丈/歌:小梅

肩を抱くのは 過ぎゆく季節の吐息
名もない静寂 語らう友を求めて

今は眠りに どうか就かずにこのまま
まとう涼風 たゆたう祈りを紡いでゆく


風が波を揺らす 寂しさをなお誘うだけ
息を呑むのはいつも 刃を持つものなのに


さざめく胸が 渇きもせず ただ息だけを急かして
血に染まる 現し世を焼き付ける

まどろみ まぼろし またたき まやかし



幼い頃の夢が 砂漠の片隅を濡らす
遠い面影 いまはそのままで


ここにいるだけの魂に 時代を背負わせて
差し伸べるこの手に 触れることもなく



怒れる波よ 荒ぶ嵐よ わたしをいっそさらって
この祈りが 神に届くあてもないなら

まどろみ まぼろし またたき まやかし

情熱の果実

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅

睡蓮 もう一度わたしの瞳(ひとみ)を見て
この道は間違ってなどいないと

街の焼けつく息遣い かわしても
鼓動が命を 鳴らす

情熱の果実を あの太陽にかざして
追い風に乗れたら あなたに会えるかな
白夜の彼方へと 素肌を焦がしながら
踊り続けたなら 大空 掌


夢 それでもいい 心に焼きつくなら
咲いてよ 誰かの涙のかわりに

さよなら告げる幻 追いかけて
それさえ 現(うつつ)の香り

情熱の果実を あの太陽に重ねて
揺らぐ大地を蹴って あなたに会いにいく
あふれ出す涙に 素肌を冷やしても
止まぬこの鼓動は わたしのあかし

情熱の果実は 今この胸に

白夜の彼方へと そう 会いにいく

蜃気楼の君

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅

また泣きはらしたの
やさしいだけの孤独
そんな顔はやめなよ 

ねじれた季節の果てで
小さなその手は何をつかみかけた
綺麗なままで

蜃気楼の君 弧を描いた指先
自分を赦してしまうことのないように
目を伏せたまま静かに微笑んで翼たたんだ


どこにも逃げる場所などない
君は僕の手のなか 
祈るように迎えを待つ


蜃気楼の君 虚空にとけてく夢
吐息で微熱だけ伝えてよ
なぜ 瞳に住まう君は
孤独をかくまいカーテン閉ざすの

そう ここも同じ箱庭
踊ろう いまあなたのためだけ

やさしい午後

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅

空を飾っただけの この部屋
何もないけれど 守れていますか
この雨が止んだら もうすぐ
それじゃね

無力が罪ならば 孤独を罰に許してよ
答えてくれたの 窓を吹き抜ける 風

鍵をかけないままの この部屋
空を見上げる


やさしい午後は 言葉もない
ふたりの影を 静かに伸ばすだけ


いつでも帰っておいでよ あなたの居場所に
その傷跡を いつの日かわたしに

狭いようで持て余す この部屋
窓越しにあなたの 涙が見えたよ

飛行船

作詞・作曲:小梅 / 歌:小梅

夢のような夢を見たんだ それは儚く淡い夢
あの空に届けと手を伸ばすような
叶うはずのない遠い夢

もう戻れない 時間(とき)は無情にも流れて
思い出は息をするように新しく嘘をつくってゆく

また歩き出せるなら もう一度泣いてもいいよ
青空に輝く虹も 弱さは見せるから


夢のような夢を見るんだ 目に見えない触れることもない
この風をつかめと手をひらくような
叶うはずのないあの夢

もう戻らない 約束の糸はほどかれて
結ばれていた 蝶は美しく明日へはばたく

また歩き出せるなら もう一度泣いてもいいよ
葉を全てなくした枝も 春を待っているから


また歩き出せるなら
もう一度泣いてもいいよ
また歩き出せるなら
もう一度泣いてもいいよ


夢のような夢を見たんだ もう二度と忘れたくない幸せ
太陽をポケットにしまう、そんな 叶うはずのないあの夢

マーマレード・ジャム

作詞・作曲:丈/歌:小梅・丈

君の傷から闇があふれる
それは夜じゃない
無力な両手 虚空を泳ぐ
光求め彷徨う蝶 

届かない言葉ばかりカップに溶けるよ
テーブルで触れ合って指先が試される

マーマレード・ジャム
君の風邪 僕に移してよ
どうすればこの部屋に朝はくるの
君の体は眠れるの
マーマレード・ジャム
開けた窓から空に溶け出す
そのときには僕らはもう席を立っている


その傷に憧れて突き立てる爪がある
夜風のせいにしないで
言葉はいつも部屋のなか


マーマレード・ジャム
ためらう瞬き 見つめあう
胸に鍵をかける音が吐息さえも凍らせる午前2時 
マーマレード・ジャム
沈黙が砂と零れるまでは眠りに就かないで
言葉はよすがもないまま

強い瞳をして 呪いをかけたね
僕にまた明日がくる

オレンジはいつでも

作詞・作曲:丈 /歌:小梅

雨あがりの朝 でたらめなリズム 靴音
遠くで聞こえて それからささやく おはよう

オレンジほおばる 自由な午後の空 あなたは
いつでもひとくち かじった冗句で

得意気に 世界を 切り貼り ピカソになる
その隅で ぼんやり 浮き上がる


カーテン開けたら 今日が昨日に 逃げるの
オレンジひとつ分 この気分 連れ去って


猫があくびして 映画に飽きてる
新しい魔法を待って


ペン先で輪郭 なぞりながら投げた
視線だけ窓辺を すり抜けて


オレンジはみてる 椅子の似合わないあなたと
いつでもみてる 頬杖ばかりのわたし

オレンジはみてる
いつでもみてる

ドアがきしむとき

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅

あなたには 見えてるの 闇が潰える場所
それならば わたしはここで 息を続けたい
そばにいて 肩を抱いて わたしでいさせて
言葉はもう 色を失くして 部屋に馴染まない


夢も現も 窓辺に降り立ち 愛を甘やかす 通り雨


席を立つことさえも あなたは嫌がる
時だけが 疲れもせずに 戯れてる

裏切りに怯え 鍵はかけたまま 錆びたドアはただかすむだけ


ドアを叩く 音なき音 椅子の魔法 不意に解けて
言葉もなくあなたは 夕陽に染まるの

聴かせてよ その声 季節はまた巡るけど
見つめてよ その眼で 泣き止むまで

わたしはあなたの 理由を愛で手懐けてたけれど
もう手放すよ それでいいよね 窓を吹き抜ける思い出 


ドアのきしむ音が響く 時計さえも息を呑んで
予感がただ この手をとり 光が近づく
遠ざかるあなたを 振り返ることもなく
あなたを 忘れないよ
だって あなたはわたしだから 

シュシュ

作詞:小梅 作曲:丈 / 歌:小梅

移りゆく時の流れ その狭間で取り残された

悲しみや喜びに似合わない そんな自分の泣き顔や笑顔が

きっといつか その隣に
添えられた手が 傷を忘れさせる
涙の昨日も 幸せの明日につながる

きっといつか ひとりになってしまうかな
忘れない 孤独を胸に

降り止む雨も 舞い上がる風も
悲しみ続けないで 笑顔がみたいって
あなたの居場所 照らしているよって
そんなふうに きこえるの

花火

作詞・作曲:丈 / 歌:丈

ゆらり ゆらり 揺れて空に舞い上がれ
きらり きらり 輝ける君の夢  
咲いて散って この街は夜のもの


まるで幼子の悪戯
とらわれるのを待ち侘びて
主をなくした言の葉
ため息にうずめる

往かないで 季節よ年月よ
この闇にせめて印を刻め

空に撒いた 真っ赤な嘘の海原
硝子細工 ちりばめた万華鏡
花火 花火 瞬いて幻


その奥をよく見せて
水のとき時を止めて

切り裂いて 虚空もまどろみも
この渇き 僕を生かしているうちに

風よ雲よ 月をさらってくれるな
鼓動の如く 波は眠らない
火花散らす 切っ先がうたう唄

熱砂

作詞・作曲:丈 / 歌:丈

追憶の旅 とぎれとぎれの 魂の軌跡をたどり
赦されていく 哀しみに 無常の理を見ている

その眼差しの果てに 待つものが何かなど
知る術もないこと 人はそれでも

生きるだろう 忘れるだろう 風に舞う
熱き砂のように 己を焦がし かりそめと知りながら 


咲き乱れては舞い散る 花よ哀しからずや
お前の美しさ ただ揺れながら

彷徨うだろう 悟るのだろう 
悠久の時の輪の中で 刹那の夢を 淡く染めるだけ

その瞳に 映しておくれ 風に舞う
熱き砂のさだめ 唄うがいい 新たなる始まりに

シンシア

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅


沈む夕陽 追いかけてる あの翼に憧れてた
知らなかったよ 果てなどない 港に立つ僕は小さく

ああ もう一度 朝靄に濡れて
君を探したい 答えて

ねえ シンシア あの日の約束 
風になり 髪を揺らしてる

ねえ 僕には 翼はないけど
きっとまた 君に会いにいく  
シンシア


水面をかすかに揺らす君の 祈りが僕の頬まで染める

もう戻れない 諦めの先で 僕を誘う君は誰なの

ねえ 見えるよ 真っ白なドレスで
階段を駆け降りる姿

ねえ 誰もが 君のこと見えずとも
僕は今 花束を渡す


ねえ シンシア 涙で霞むよ
また会えたね 僕だけの天使
   
ねえ 自由が 限りあるものだと
知ってるよ それでも僕は

そう 君のこと忘れない シンシア
翼じゃない この足で歩き続ける

シンシア 

篝火

作詞・作曲:丈 / 歌:小梅

舟がまた揺れて命を儚む
手折った花には何を託すだろう
幻想の春にこの手を伸ばす
それが勇気ならいっそ眠りたい

潮が満ちて想いをさらう 
残された祈りのかけら
ひざまずく弱き人よ
せめてその命気高く薫れ

さあ今こそ燈そうこの闇を
払うことさえかなわぬ篝火
終焉など影すら見せないけれど
人は皆 生きてゆくだけ
ただ生きるだけ


さざなみよ鎮まれ
記憶を眠らせて

朧月夜 嘆くな
人の世は過ちごと紡ぐ彼岸花 
篝火 人知れず愛を見送る
暁に鼓動は響く
ただ響くだけ